生徒たちから教えてもらったイノベーションをつくり出すために重要なこと(engine Step10 学校訪問/松浦様レポート) 

投稿企業様 PROFILE

NTT西日本

静岡支店 設備部
松浦 辰彦 様

2022年11月9日 2回目の学校訪問に参加しました。

目次

「ドローン」×「南海トラフ地震」のカケザンで切り拓く未来

「ドローン」×「南海トラフ地震」を取組みテーマとして、ペットの避難にドローンとマイクロチップ(迷子防止、個体管理)を活用するイノベーションを検討しているチームがあります。
緊急避難の際、ペットをゲージに入れて家に残し、人は避難を優先、後でペットをドローンで迎えに行くというアイディアです。

災害を身近に考えることで、ペットの避難という自分事化の発想が生まれる

STEP10の授業の中で、震災時ペットを飼う身として、ゲージに入れて自宅に放置できるかどうかなどの課題解決方法を探りました。9月に発生した清水エリアの水害を身近に感じ、災害に備える必要性や、避難時に起こりうる課題を解決するため、真剣に考える姿が逞しく感じました。

自分も気になり調べてみたところ、環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」には、飼い主との同行避難を推奨すると記載されていました。
しかし、現実的には避難所にペットを連れていくことがはばかられることもあると思われますし、災害時には難しいケースもあり様々な事態を想定しておく必要性があるかと思います。

当社は災害時、電気通信事業者として通信サービスの早期復旧や、避難所への特設公衆電話設置などにより、通信の確保に努めています。

しかしながら、今回のシヅクリPJに参加したことで、国や自治体における非常時の指針や、当事者でなければ気づかない課題やお困りごとなどを改めて考える機会となりました。

イノベーションをつくり出すために重要なことは

また、このプログラムを通じ、イノベーションには「現状を知る。」ことや、「こうだったらいいのにという想いで探究する。」ことの重要性を生徒から教えていただきました。

地域の課題に対し、皆の知恵とICT活用で、新たな価値を創造し、社会貢献できる可能性も感じています。
私達で安全で住みやすい静岡を創造していこうと、改めて実感した機会となりました。

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