2023年2月、シヅクリPROJECTでは新しい企画が始まりました!

その名も「プラス1企画」

地域探究プログラム「engine(エンジン)」のその先、今度は学校の枠を超えて、7校・17名の中学生・高校生が、クライアント企業として迎えた「日進電機」のビジネス課題と向き合い、日進電機のリソースを使った新しいイノベーションプランを創造していく企画です。

講師に野田拓志さんをお迎えし、静岡市 コ・クリエーションスペース COCODEで行われました。

参加者を刺激する講師は、早稲田大学でも非常勤講師としてビジネスアイデアデザインなどの教鞭をとる、静岡県出身の野田拓志さん

参加者の多くはこれまでengineを経験してきた頼もしいメンバーたち。既存のビジネスモデルや常識にとらわれず、新しい価値を見つけ、静岡の新しい未来を切り拓いていく予感にあふれてスタートしました!

イノベーションを起こすのは自分

まずグループでの自己紹介から、イノベーションを起こす自分自身のリソース探しへ。

参加者をシャッフルし、学年も学校も違う仲間とチームを組みワークを行うことで、当たり前に思っていた趣味や興味、特技、性別や家庭環境、経験、すべてが自分のリソースだと気づくと参加者のペンがさらさらと進む姿が印象的でした。

マインドマップを用いて、自分のリソースの棚卸しをするワーク。連鎖して自分の可能性がどんどん引き出されます。

ワークとして提案される初めての手法に戸惑いながらも、スポンジのようにむくむくと可能性を膨らませていく空気が感じられました。

お客様から愛されるって、どういうことですか?

カリキュラムの中では、クライアント企業である日進電機への理解を深めるために、会社説明を聞いてインタビューをする時間が設けられました。

日進電機の皆さんからの会社説明。初めて聞く業界の話、企業のリソースに、興味津々です。

会社説明のプレゼンをするのは、今年~近年入社した若手社員のみなさん。年代が近いフレンドリーさはありつつも、企業人として真摯に説明してくれる姿に、参加者もスライドや発表者を見つめ、メモを取りながら聞く姿が見られました。
学生にとっては、「企業の人が、自分たちと近い」というだけでひとつ新鮮な発見であり、自分が企業人になった時という具体的な想像につながるのかもしれません。

インタビュー後、中高生ならではの素朴な疑問が次々と企業人に投げられました。

今回テーマとなって上がっている日進電機の「住まいのおたすけ隊」について

LINEやメールでの問い合わせは出来るんですか?
どこに看板とか広報が出てるんですか?
どんな依頼があるんですか?
金額はどのくらいかかるんですか?

という自分の身近なところから想像できる疑問もあれば、
会社の説明の中に出てきたフレーズに疑問をもって

『お客さまから愛されるって、具体的にどういうことだと考えていますか?』

という、プレゼンテーションの中に出てきた企業理念の本質を問う質問も。

会社としては常にともにあるフレーズではあるものの、具体的な説明を求められ改めて言語化していくことで、企業にとっても、参加者への理解にとっても、イノベーションのキーになっていくのではないかと、ひとつワクワクがステップアップしました。

プラス1企画、今後の展開が楽しみです!

Day1・参加者の声

将来やりたいことや興味を引くことが見つかるかなと思って参加しました。この企画では事業者の方との距離が近くて、事業者の方がどんなことを考えているのかとか、知れてよかった。

電気工事などの会社がお助け屋さんをやっているということは知っていたけれど、企業の人から直接話を聞くことで、若い人でも利用する人がいるとか、自分の知らなかった意外なことが知れた。学びになることが多かった。

今日は、最初から知らない学校の子たちとグループになって最初は緊張したけれど、自己紹介やワークをしていく中でだんだんと知ることが出来て、engineの時と同じだと思った。これから楽しみです。