静岡市立末広中学校で「インターン」の校内最終発表会が行われました。


「インターン」とは、各学校で行われている「職場体験学習」の延長に位置する学習です。

今までの学習は企業や働くことの知識を身に付けることで終了していました。

しかしインターンでは、その得た知識をいかに活かすかに重きを置いています。

インターンに参加した5企業に対し、それぞれの代表チームが発表しました。


資料はどれも根拠がしっかりしていて、特に街中でアンケートを実施していた点と、SDGsの目標だけではなくターゲットまで決定して提案をしていた点が、説得力のある発表になっていたなと感じました。

他社様の提案も併せて、やはり大人の固定概念からは生み出されにくい内容が多くありました。

特に印象に残っているのは、「機能がたくさんついている冷蔵庫は確かに便利ですが、中には最低限揃っていればいい人もいると思います。」という提案。

私も製品を考えるとき、他社にない機能をつけたり、よく便利だといわれる機能をつけたりと最終的にてんこ盛りになってしまいがちです。

心を見透かされたようで、ドキッとした瞬間でもあり『逆転の発想』の大切さに気付かされた瞬間でもありました。


日々案を出し合っているのですが、大人としての固定概念や今までの経験が逆に縛りになって自由で斬新な企画が生まれにくいというのが悩みです。

そんな中、生徒たちの斬新な切り口からの意見を聞けるのは本当にありがたいし、まさに目から鱗の考えがたくさん出てきて、聞いていて「あ、確かに…」と思ってばかりの1日でした。

発表会を開いてくださった学校の先生方、素晴らしい企画を考えてくれた生徒さん達に感謝をしつつ、本日頂いた提案に関してはしっかり社内共有して、今後の企画の参考にしていきます。

株式会社建設システム 中村