「地域探究プログラムengine(エンジン)」では、中学校・高校の正課の授業にプログラムを組み込んでいただきますが、ご参画される学校との連携・準備を着々と進めています。

プログラム導入研修

「地域探究プログラム engine」に今年度ご参画される県内の中学校、高校には「プログラム導入研修」という形で、これから学生が進めていくプログラムの説明をしたり、実際にどんな流れで授業を進めていくのか、ワークショップ形式で研修していただく時間を設けています。

参加されるのは、これからプログラムを生徒と進めていくことになる学年の先生方。
学年主任の先生や、校長先生がご参加くださる学校もあります。

実際に教室で生徒と一緒にプログラムを進めていくのは、現場にいる先生方です。

「engine」には教材となるワークブックがありますが、可能性のカタマリである「学生」が、「地元企業」や「地域」を探究していくには、テキストだけではなく、その場に居合わせる先生方の声掛けや関わるモードが鍵になっていきます。

正解のないワークを楽しむ力

実際に、生徒が授業内で進めていくように、先生方も4人一組のチームになって、付箋を使ってアイデアを出していくワークを行いました。

自分の思いついたキーワードやアイデアを付箋に書き出す。
付箋に書いた内容をチームで共有する。

正解がない、と、何を書いたらいいのだろうと、最初、付箋に向かう手はなかなか動き出しません。
しかし、ちょっとした声掛けや、チーム内の空気で、これも・あれもとアイデアを書き出す手が止まらなくなることも。

普段は机に向かう生徒を見守る立場の先生方が、実際に机に向かって、自分の中からアイデアを生み出していきます。

なかなか書けなかったり、書き出すと止まらなかったり。
時間が足りないと感じたり、人のアイデアを聞いて、ああこれも!と新しいことが浮かんだり。
チームメンバーの話に自然と拍手が沸き起こったり。

これも、実際に体験をすると、先生がたそれぞれの実感となり、ワークを通じた生徒との向き合い方に繋がります。

今年度、県内各地の中学校・高校で、どんなengineの授業が繰り広げられるか、楽しみです!