5月25日(木)、しずぎんホール会議室(静岡市)。
2023年度のシヅクリPROJECT、地域探究プログラム「engine」の第1回企業人研修を開催しました。

2023年度、本格始動です!

大人がワンチームになって教室に行く

地域探究プログラム「engine」は、中学生や高校生が正課の授業の中で、自分たちの住む地域の未来を描くPROJECTです。およそ半年をかけて、学生たちは地元企業の大人と一緒に、今、ここにない静岡を創造する地域イノベーターとなっていきます。

未来を創造する営みに、正解はありません。
シナリオの決まった進行や、見本のやり方も存在しません。

そこに拡がるのは、学生 × 地域 × 企業のカケザンで生みだされる可能性。

学生たちの本気を引き出し、無限の可能性を生み出すには、まずそこにいる大人が心を震わせていることがカギとなります。

そこで今回は、「心が震える大人集団・ワンチームになって教室に行く」ことを目的に、自社と出会い直し、ご自身の価値観に触れながら、自社や自分のお仕事を誰かの心を動かすレベルで自分の言葉で語るようになることを目標に、社を超えた仲間とチームを組んで終日研修を行いました。

静岡の未来を共に描く、県内東部・中部・西部より22社、100人の皆様にお集まりいただき、ここから動き出す静岡に、自社に、自分に心が震える1日となりました。
 

静岡病に立ち止まらない

企業の枠をこえ、偶発的に席についた4人1チームをホームチームとし、1日が始まりました。

教室に行き、これから新たなものを創り上げていく営みにおいて何が大切なのか。

心理的安全性
思考の枠の外に出る
共創造する

3つのキーワードを置いて、チームで、ペアで、「自分の言葉で語る」セッションを繰り返しました。

意見やアクションを求められた時に、すっと口を閉じて周りの出方を伺うことを「静岡病」というそうですが、とにかく言葉にする。考えるだけでなく、書く。書いたものを口から発する。相手の言葉を受け取って、感じたことをまた言葉にする。

多くの事例を聞いては、自社を振り返り、書き出して、伝える。そして相手の言葉を聴く。
人は語れば語るほどに、想いが強くなる。
静岡病に立ち止まらず、語るほどに、皆さんの熱が高まっていく。

会場中が言葉で埋め尽くされました。

自社について、異業種メンバーのホームチーム内で語るワーク。会場には、皆さんの「自分の言葉」が溢れていました。

自社に出逢いなおす。自分に出逢いなおす。

印象的だったのは、

「私って、自分の会社のことやっぱり好きなんだな」

という言葉がいろんなテーブルから聞かれたことでした。

また、いつもは同じ企業の中で同じ方向を向いて仕事をしているため、何が他と同じで、何が他と違うのか意識をすることがなかった。異業種でチームを組み、お互いに語り合うことで、自社や自分自身に新たな気付きがあった、という言葉も。

 
終日の研修を終え、今年度の地域探究プログラム「engine」の大きな渦が動き始めていることを実感しています。

本年度もどうぞ、シヅクリPROJECTを応援お願いします!