⼤切にしていること

⾃分のコアに、⽣きる。

私たちは、静岡に住まう全ての人が自らのコアに出会い、
仲間と動き出し、静岡の未来を共に切り拓いていく、
そんな社会の実現を目指しています。
コアとは、内なる自分、自身の真ん中にある本質という意味です。
その人が最も大切にしていること、心から好きだと言えること。大人も、子どもも、
自分のコアと出会うことを、”生きること”の真ん中に置いてほしいと願っています。

  • 代表⼭下由修

    代表 ⼭下由修

    ⼩学校6年の夏のこと。発泡スチロールのヨットが完成、巴川から清⽔港を⽬指した。減っていく仲間、破損するヨット、遠のく街灯りにおののきながら、芽⽣えたチャレンジ精神が⾃分のコアになった。

    ⼦どもたちと創造的な体験や学びを創り出したいと私は教師になった。いつも⼦どもたちの学びを優先し、ときに同僚や先輩教師と喧嘩すらして⾃分の考えを推し進めてきた。でも、それはほんとうに⼦どもたちのためになったのだろうか、⾃⼰満⾜ではないのか。もっと彼らのコアに向き合えばほんとうに必要なものが⾒えてきたはずではなかったのか。今思えば後悔ばかりが湧いてくる。

    だから今、⼰のコアに⽴って、もう⼀度、漕ぎ出してみようと思う。⼤⼈も⼦どもも喜々として、皆が主役になってチャレンジする静岡の未来を夢⾒て。

  • 理事⼋⽊邦明

    理事 ⼋⽊邦明

    私は、これまで、東京、英国、静岡、様々な教育環境で教師として奮闘してきた。
    教職という仕事は私にとってまさに天職だった。しかし、その職を辞してでも、今の私にやることがある。そんなものに出会った。

    ⼩学校時代の私は、内気で⾚⾯症でまともに発表すらできない⼦どもだった。
    そんな私に変化が訪れたのは⼩学5年の時。突然任されることになった学級委員の任。学級会の司会など到底できそうもなかった私に、担任の⼤⽯先⽣は徹底的に伴⾛してくれた。会の開き⽅や進め⽅を⼀切妥協することなく⼀緒に話し合ってくれ、最後には「じゃあ任せるから」と先⽣は⾒守り役に。学級会は⼦どもたちだけで進められた。丁寧な準備と先⽣の⾒守りのおかげで無事に学級会の司会を務められた。このときの経験が、「皆をリードすることが好きだ」という私のコアに出会わせてくれた。

    私の⼈⽣は、この時⽕が付き⾃⾛し始めた。
    気付けば、⼈の前に⽴つ教師となり、校⻑先⽣になっていた。

    学ぶとは、⾃分をつくること。この予測困難な時代だからこそ、⼰のコアを⾒つけてほしい。⾃ら考え、判断し、⾏動して、新たな価値をつくる⼈間に育ってほしい。
    ⼀⼈ひとりが⾃ら思い描く幸せを実現し、誰もが躍動する静岡をここからつくっていきたい。

  • 理事宮地勧司

    理事 宮地勧司

    幼い頃、絵を描くことが好きだった。親は商売をやっていて、夜は一人で家にいることが多く、毎晩のように絵を描いて過ごしていた。自分の内なるイメージがみるみるカタチになっていくことや、何かをじっと観察しているとそれまで見えていなかった線や色が見えてくることが私に新鮮な喜びを与えてくれた。
    父親は私の絵をよく褒めてくれた。そしてある日、私に向かってこう言った。「人生とはな、真っ白なキャンパスに好きな画材、好きな色で絵を描くようなものだ。自由に生きていったらいい」正直、そのときはその言葉の意味はあまり良くわからなかった。

    社会の変化に最前線で触れる仕事がしたいと思い新聞社に就職した。そして、17年目に転機が訪れた。世の中をつくるのはビジネスでも、政治でも、メディアでもない。それらに取り組む人の意識がつくる。そしてその基盤をつくるのが教育だと気がついた。残りの人生を教育にかけようと思った。
    40歳を超えて、二人の子供と住宅ローンを抱えての退職、起業は正直怖かった。そのとき、すでに亡くなった父親の言葉が鮮明に蘇ってきた。「人生は自由だ。悔いなく生きよ」と。まさに、真っ白なキャンパスに絵を描くように、それまで世の中になかった教育を生み出そうと思った。教育と探求社という会社を立ち上げてからすでに17年目となる。できたことはほんの少しだが、それでも夢の途上にいることは確かだ。

    私のコアは、自分らしく、自由に生きていく人を増やすこと。人生の後半に差し掛かり、更に深く自分らしく生きていこうと決めたシヅクリの二人を心から応援したいと思う。

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