12月が始まり、地域探究プログラム「エンジン」はステップ14を迎えて終盤に。

各学校で校内発表会が開催されています。

地元・静岡の企業や地域のリソースを組み合わせることで、どんな地域イノベーションが起こせるのか。

チームみんなで頭をひねり、時には企業人も交えて進めていく中で、アイデアから企画・プレゼンテーションにまで仕上げられました。

生徒たちのやる気にいっそう火がついたのは、企画のフェーズになってから。

プログラムの段階を踏むごとに、仲間と密度の濃い時間を過ごせるようになりました。


企画のクオリティはもちろん、興味深かったのはどのチームも提案ごとに特色が見られたこと。

審査員として参加した企業人から「明日の経営会議に持っていきたい」と、称賛の声があがるほどでした。


生徒からは、

「自分が失敗しないようにするのではなく、伝えるという気持ちが一番大事だと思った」

「チーム全員が協力すれば、自分たちが思っている以上のものをつくり上げることができる。改めて協力する大切さが分かった」

「ギリギリまで試行錯誤を重ねて、班員全員が納得できるような企画を提案できた。自分から動くことの大切さを、今回の出来事から発見した」

「何回も練習したおかげで、リラックスしてプレゼン本番に臨めた。練習量は自分の自信に繋がっていく。このことをシヅクリ以外の場面でも生かしたい」 など、前向きな感想が寄せられました。

大人たちが車座に座る写真は、授業後の振り返りのリフレクション。

各分野の企業人が教室での発見をそれぞれ共有して、ものの見方や考え方、価値観など、新たな気づきが生まれる場になっています。

「私たち企業人は、どこかで『できない』という前提から入っている。生徒の発表を聞いて、発想に制約がないことが生徒の大きな武器になっていると感じた」と感想を話す企業人もいました。