第2回エンジン研修は、プロジェクト参画企業及び参加学校から327人のご参加をいただき、会社や学校の境、立場の境を超えた多様性の中で仲間と協働しながらプログラムの流れや世界観を体験していただく場として県内東中西部、4日間の日程で開催しました。

今回の研修での体験をもとに、最終的には教室でどのように学生に関わるのか、関わり方や自身のあり方をデザインすることが目的です。

また単に学生の学びを最大化するための準備としてだけではなく、これからの取組の中で大人にとっての学びも最大化するよう設計して行いました。

ご参加いただいたみなさんの振り返りを一部ご紹介します。

参加者の振り返り

やっている側としては『いいアイデアが出る=正解が出る』みたいな感覚に少し陥る。今回の研修では、そういう成功体験が必要なのではなく、上手くいかなかった、難しかった、というモヤモヤが大事で、そこには、どうやったら前へ進むのだろう?どうやって案をつくりあげればいいのだろう?って、まさに探求の種がいっぱい詰まっているから、もしかしたら深い学び(振り返り)になるのかもしれません。

何も発言しない限り何も生まれないし、何もできないことが身に染みてわかった。

考え込むのではなく、言葉にすることの大切さを学んだ。

1つのリソースから可能性は無限大なことがわかった。それを潰してしまうのは大人の経験だ。可能性を潰すことがないように、否定から入るのではなく、心理的安全性から入ることが大切だと再認識した。

相手を受け入れたり、肯定したり、笑顔や相槌を打ったりすることが他人に安心感や勇気を与え、自分自身も与えられるということに気づいた。とても当たり前のことだけれど、人と人とが関係をつくる上でこれほど大切なことはないと思った。

議論が煮詰まった時の発想の転換は。今後学校訪問で役に立つと思った。意見やコメントはしっかりとまとめて発言することが全てではなく、ちょっとつぶやく程度で意思表示することもプラスに作用することを体感できたので生かしたい。

リフレクションがとても大事だと思った。活動は「楽しい」「面白い」と思うことばかりだが、振り返りがあることで「そこだけではない」を改めて感じた。子どもにとって大人が真剣に向き合ってくれることがモチベーションにつながると思うので、子どもたちの学びの伴走者に全力でなりたいと思う。


夏休みが明けると、各校エンジンのStepが次々に進んでいきます。

合同研修会で、教室でいかに学生に関わっていくのかイメージをつかんだ皆さんが、今年度どんな伴奏の姿を見せてくださるのか、今からとても期待しています。