シヅクリPROJECTの地域探究プログラム engineでは
生徒たちがチームを組んで企業の皆さんと一緒に
「地域をよくするイノベーションプラン」を紡ぎ合い
企画として練り上げ、自分たちの企画を発表する
というプロセスを辿っていきます。

校内での発表会を経て、さらに企業毎の代表チームが静岡カップに出場します。
静岡カップでは、各チームがブラッシュアップを重ね上げた企画が発表され
学校や企業という枠を越えた、静岡の未来を創造しあう場となっています。
→昨年の静岡カップの様子はこちらから

未来は描くことで実現に歩みだす

この度、函南町制60周年記念事業として11月25日に開かれる「かんなみフェスティバル」で
2022年の静岡カップで準グランプリを受賞した
函南東中学校のチーム「ロングアイランド」の企画が実現することになりました。
企画テーマは、「トマト祭り」
地元特産のトマトをアピールする催しとして行われます。

https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1302475.html
(リンク先:「静岡新聞DIGITAL」・「あなたの静岡新聞」)

この企画は、加和太建設のリソースである「施設設営・運営」と
函南町のリソースである「トマト」をかけ合わせたアイデアから生まれたもので
「函南のおいしいトマトを使って楽しいお祭りを開催し
多くの人が函南町を訪れるようになる」という地元中学生の提案です。

加和太建設のリソースを自分たちが住む函南町のリソースとかけ合わせて
まちに多くの人を呼ぼうと提案をブラッシュアップしていった中学生。
そして、中学生と一緒につくり上げたプランに実現の価値を感じ、
実装化しようと動きだされた企業側の熱量のカケザンが、
まちの未来をつくり上げるアクションにつながりました。

「ありえない」は「いま、ないだけ」

地域探究プログラムengineでは、実現の可否を問わない自由な発想で、
学生と企業がアイデアを練り上げていきます。

学生がつくり上げた提案に企業側が価値を見いだし
「ぜひ現実のものとしたい!」と具現化に向けて取り組んでくださることは
学生にとっても自信になるばかりか、
地域社会やその未来を身近に感じるきっかけとなります。


このプログラムの中で生み出された生徒たちのアイデアに触発されて試作品をつくったり
実装化に向けて動き出してくださっている企業もあり
まさに、思いもかけない「カケザン」が価値を生み
「思い描くことが実現につながる」ことを実感しています。