シヅクリPROJECTでは、今年度「地域探究プログラムengine(エンジン)」に参加される中学校、高校の先生方に「プログラム導入研修」という形で、これから学生が進めていくプログラムの説明をしたり、実際にどんな流れで授業を進めていくのか、ワークショップ形式で研修していただく時間を設けています。
この日は、県東部・函南町立函南中学校で導入研修を開催しました。
思考の枠の外に出る取り組み
函南中学校は、今年度初めてプログラムに取り組むということで、これからどんなことが起こるのか、どうやって授業を行っていくのか、見通しの立たない不安の様なものが、研修に参加される先生方から感じられました。
導入研修が始まると、これから授業で進めていくプログラムの概要、コアになる学びや進める上で大切にしたいことなどについて説明が進んでいきました。
正解がなく、自由にアイデアを考えていくため、同じプログラムを使ったとしても、
学校によって、子どものあらわれは違い
関わる大人によっても、子どもたちのあらわれは違います。
だから先生自身がまず実体験し、そこから得られたことを
先生方お一人お一人がどう実現していくかを大切にしています。
発想を生み出すのはチームの総力
グループでは、心理的安全性を生み出すことを目的に、キャンプネームで呼び合い、今の気持ちなど自己開示にチャレンジするところから体験が始まりました。
自分の発想と向き合い、言語化する時間。
グループのメンバーとアイデアを共有する時間。
共有したアイデアに、「いいね!」「それなら・・・」と次々にアイデアを重ねていく体験は、
参加者の熱量を徐々にあげ、先生方の対話も盛り上がってきました。
どのグループも終盤はまだ話したりないという空気になっていきました。
「それ面白い、だったらこうしたら…」
「〇〇が出来るなら、△△も出来るんじゃ…」
「本当にこうなったら、もっと〇〇が盛り上がるね」
グループのメンバーが、自分のアイデアを「いいね」と言ってくれるごとに、さらに次の「声」が生まれ、その「声」に触発されて新しいアイデアが生まれること場面も散見されました。
授業者としてではなく、まさにみんなが「地域イノベーター」として語り合った時間となりました。
夏休みが開けると、プログラムも一気に加速していきます。
これから教室の中で、学生、先生、企業の皆さんがどんな可能性を描き出すのか、
どんな「声」を重ねアイデアを生み出していくのか、楽しみでたまりません。