シヅクリ季刊冊子 MOVIN’ vol.06<2024夏号>/社会の変化は事業の変化。シヅクリが磨く社員みずからの変化力

シヅクリPROJECTの季刊冊子 MOVIN’(ムービン)、2024夏号発刊しました!

MOVIN’は、シヅクリPROJECTで「心が動いた瞬間」をとらえたマガジンです。
今、静岡に起きているムーブメントを現場で体感された皆さんの言葉で感じてほしい!と、シヅクリPROJECTに関わる「人」にフォーカスを当てた季刊冊子となっています。

季刊冊子 MOVIN’では、シヅクリプロジェクトで「心が動いた瞬間」を追いかけます!
2024号では夏号では、社全体でシヅクリPROJECTに向き合う中部電力パワーグリッド株式会社で行われた、自主開催の企業リソースの洗い出しワークにお伺いし、法月グループ長と事務局河野様にその思いをインタビューさせていただいた中から抜粋でお届けします。

目次

vol.06 2024夏号 特集:社会の変化は事業の変化。シヅクリが磨く社員みずからの変化力

電力の小売り全面自由化で突き付けられた変化

社の文化が大きく変わったのは2016年の電力の小売り全面自由化です。
当社は社会のインフラである電力共有を安定的に守る公共性の高い仕事であり、以前は何事につけ変化のスピードが速いとは言えませんでした。

しかし電力会社以外からも電気が買え、太陽光発電などにより電気が一方的に供給されるものではなくなるなど、会社を取り巻く社会環境が音を立てて変わる中で、仕事のやり方だけではなく組織のあり方、働き方そのものの大転換が迫られたのです。

世の中のあたりまえをつくる、社員の誇り

社風のさらに奥底にある、どの社員も持つ素質に対して強い信頼がありました。
当社は、例えば自然災害が起きて電力供給が止まれば休日返上で対応するのが当たり前で、その前提で社員は入社してきます。世の中のあたりまえを守るためならすぐさま行動できる社員であり、それを肯定する会社なのです。

その土台の上で、環境の変化に柔軟に対応する人財をどう育てていくかを模索する中で、シヅクリPROJECTとの出会いがあったのです。

かけた熱量が何倍にもなって返ってくる

1年目はとりあえずやってみようと受け身で参加したのが本音です。教室に向かうと、他部署のことをほとんど知らない社員に向かって、子ども達は全方位から質問してきます。
そして次に学校を訪れたとき、何倍もの熱量が返ってきて感銘を受けてしまうのです。子どもたちの発想の柔軟に、参加した社員のモチベーションがみるみる上がっていきました。

1年目が終了したとき社員から「もっとこうすれば良かった」という主体的な改善案がでてくるものですから、それをどう生かすか考えるうちに自然と2年目の参加に繋がっていきました。

正解がないから挑戦する気持ちが湧く

子どもたちと向き合うのは思った以上に難しく、社内ではできない経験でした。
新たな気づきの場でもあり、まだまだ自社理解が乏しいことを痛感したし、一定の距離間で話を進められる大人と違い、中学生は歩み寄らないと心が開かないことを痛感しました。心が通うきっかけはまさにシヅクリが大切にする心理的安全性、「相手を否定しない・受容する」姿勢にあると実感しています。心理的安全性は私自身にも作用しました。心配性でつい立ち止まってしまうことがありますが、シヅクリには正解がないので不安にならないのです。苦手と思っていることでも、挑戦してみる気持ちが自然と湧いてくるのです。

生徒にも、社員にも成功体験を積んでほしい

生徒のみなさんにも、そして社員にも心の安全が保たれた状態で一歩踏み出し、成功体験を積み自信をつけて欲しいと思うようになりました。自信はいつも、一番そばで背中を押してくれるのだと思います。

変化に飛び込むことで変化に対応する力を

電力業界の変化はこれからが本番です。その変化に対応するのは、社員「みずから」の使命感だと思うのです。その資質を磨くには、変化のただ中に飛び込ませること。

シヅクリは、社員がそれまでの常識や経験、職務命令を一度脇に置き、子ども達との正解のない共同作業を通じ、社員自身がオーセンティック(本物・真正)に実現したいと願うことが認められて、自ら学び始める魅力的なPROJECTなのです。

新しいものを生む人を、静岡から

シヅクリを経験すると、感情が人を動かすことを実感します。担当した子どもたちが豊かな可能性発見力を育み、将来シヅクリ参加企業や当社に入社してくれたらうれしいです。
社内人財が育って行った先に、静岡エリアの支社や営業所初の、全社が動き出すようなアイデアが生まれたらいいなと思います。

シヅクリPROJECTに関わった子供たちが入社してきたとき、あのアイデアはとっくに実現させたよ、と言いたいですね。


シヅクリPROJECTは、学生にとどまらず、ひとりひとりの社員自身のコアに触れるPROJECTだと語ってくださった中部電力パワーグリッド株式会社 法月様、河野様のインタビューがまるごと読めるのはMOVIN’2024夏号だけ!

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