engine STEP5の授業(浜松市立東部中学校)の報告

浜松市立東部中学校は、地域探究プログラム「engine」に取り組むのが、今年で4年目となります。

この日は静岡銀行、ENKEI、ヤマハ発動機の3社17名の企業人が学校訪問し、2年生の授業に伴走しました。また、シヅクリPROJECTに関心をお寄せいただいている企業の皆様がご参観されました。

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笑い声があふれる関係性

企業の方が学校訪問する最初のステップ。
どのクラスも初対面の緊張感に満ちたスタートでしたが、各企業の方々も、ここでの関係性作りの大切さを理解してくださっていて、双方の自己紹介が進んでいく頃には、廊下に笑い声が聞こえてくる教室がほとんどでした。

企業の方と生徒たちの心地よいコミュニケーションで授業も進行し、チェックアウトでは「今年の東部中学校の生徒は面白いね。各グループにポイントになるような子がいて、その子たちを中心に、笑いながら私に質問してくるんだよね。」という感想が発せられました。

心理的安全性が担保された学びの場が、そこにつくり出された証ではないかと感じました。

授業をつくるチームワーク

エンジンでは各教室を担当する先生と、訪問する企業の方の連帯感も重視しています。
企業の方が学校訪問される日は、授業開始前に控室であいさつを交わし、生徒の様子などを共有して教室に向かいます。

そうした雰囲気づくりが授業にも影響し、教室では次のようなあらわれが見られました。
ある生徒が「会社のお金をどれだけ使ってもいいと言われたら、どんな企画を実現してみたいですか。」と質問しました。想定外の質問に、企業の方は顔を見合わせましたが、それを見た先生がすかさず「これは面白い質問だから、企業の方にもじっくり考えてもらいましょう。」といって休み時間に入りました。

休憩後の再開された授業では「いったいどんな答えが聞けるんだろう。」と、生徒たちは好奇心で満ちた表情で聞き入っていました。
これをきっかけに、自分たちももっといろいろ聞いてみたいという意欲が教室にあふれ、グループ活動での活発な会話に繋がっていきました。

伴走する大人の、あうんのチームワークが生徒の意欲に火をつけた瞬間でした。

ここから、学生×企業の皆さんの地域イノベーターたちが、出会った企業のリソースを使って、どんなふうに静岡の未来を拡げていくか楽しみです!

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