みんな違って、それでいい。多様性教育プロジェクトを静岡の中学校で開催 〜itami lab

静岡県内の中学校3校が、日本財団が企画するプロジェクトのモデル校として選ばれ、「多様性について学ぶ『いたみラボ』」の授業が開催されました。


このプロジェクトは、日本財団の特定事業部 True Colorsチームによる探究学習。

株式会社教育と探究社がカリキュラム開発を行っています。

プロジェクトの狙いは、生徒が多様な「ちがい」を前向きに捉えられるようにすること。

ダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(包括)を自分ごと化することを最終目標に、学校現場で効果的な指導モデルを構築していきます。


「多様性について学ぶ『いたみラボ』」の授業のテーマは、「痛み」。

すべての人が「痛み」という感覚や感情を持ちながら、その痛みの感じ方は人それぞれ。

目に見えにくく、違いも分かりにくい「痛み」を授業で扱うことは、多様性を学ぶ本質であり、有効であると考えられます。


授業内で生徒は、「いたみラボ」という研究機関の研究員に。

生徒自身の痛みに目を向けるのではなく、自分とは切り離した研究対象として痛みを考える授業スタイルです。

学生の話


授業で大切にされているのは、みんなの「ちがい」を楽しみ、それぞれの意見を受け入れること。

生徒は自分を否定するのではなく、正解を気にするのではなく、何でも思ったことを口にしてみる。

自分と友達の考え方や意見が違っていても、その「ちがい」を大切にし、グループで話し合う時も意見をひとまとめにしないようにしています。



プロジェクトに参加した生徒からは、

生徒

「同じ痛みでも、人によって痛さが異なることを知った」

生徒

「自分では思いつかなかった意外な痛みを見つけられた」

生徒

「みんなで話し合うことで、より話が膨らむことを実感した」

などの感想がありました。

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