生徒の好奇心が企業とつながった!〜 常葉中学校での企業訪問授業レポート 〜

「新しい学びが始まる!」
そんな熱気に包まれて、2学期の企業訪問授業がキックオフしました。

今回の舞台は常葉大学付属常葉中学校。

教室に集まったのは、トヨタユナイテッド静岡さん、静岡市消防局さん、そして生徒たちのワクワクしたまなざし。

この授業は、事前に自分たちで企業について調べたうえで、実際にその企業の方々と対話することで「企業探究」の一歩を踏み出す時間。生徒たちの「もっと知りたい!」という想いと、大人の「届けたい!」という熱が重なった瞬間、教室は熱気でいっぱいになりました。

目次

企業を「知る」から「問いかける」へ

授業の前半では、企業プレゼンや動画を通じて、企業の仕事やビジョンに触れました。

「ただ車を売るだけじゃなく、カーライフ全体を支えているんだ!」
「消防隊員の方が、日常の中でどんな使命感を持っているのかを知れてよかった」

生徒たちは思わず口にした感想を、そのまま質問へとつなげていきます。

「どうしてイベントを企画しているんですか?」
「車の小物まで工夫している理由は?」
「消防活動の裏側にはどんな準備があるんですか?」

企業の方々も一つひとつ丁寧に答え、時にはデータを示しながら解説してくれました。その姿に、生徒たちは「本気で応えてくれている」と感じ、ますます積極的に質問が飛び交いました。

リソースを「探究」する時間

授業後半では、企業が持つリソース(強みや資源)を手がかりに、チームで未来を想像。

「このリソースを使えば、こんな新しいアイデアができそう!」
「人の数だけ発想があるから、どんどん広がっていく!」

ある生徒は「前回(自分たちだけで思考していた時間)は意見がなかなか出なかったけど、今回は倍以上のアイデアが出せた」と振り返ります。別の生徒は「次に企業の方と会った時には“レベルアップした自分”を見せたい」と力強く語りました。

特に印象的だったのは、消防局の話を聞いた生徒が「新しいリソースが見つかって、すごくいいアイデアが浮かんだ」と興奮していたこと。学びが次の行動への意欲へと変わっていく瞬間でした。

生徒の声から

「トヨタユナイテッド静岡さんは車を売るだけじゃなく、お客さんのカーライフを考えていて“笑顔やワクワク”を届けていることに気づきました」

「ただ車を売るのではなく、静岡を元気にするイベントやキッズルームまで用意していてすごいなと思いました」

「企業の方と実際に話して、この企画にこんな想いや背景があったんだ!と知れて面白かった」

「疑問に思っていたことを直接聞けて、これからの学びに活かせる。次はもっと成長した自分を見てもらいたい」

「消防隊員の方のお話から新しい視点を得られ、リソースのアイデアが一気に広がりました」

一つひとつの言葉に、子どもたちの探究心のスイッチが入っていく様子が表れています。

企業の方々の声から

この日、大人たちにとっても大きな学びがありました。

「生徒の鋭い質問に感心しました」

「“何それ?面白そう!”を引き出せたのが嬉しかった」

「床に座って生徒と同じ目線で話すことで、心の距離が一気に近づいた」

「はじめからラフに会話できて、生徒の人柄を知れた」

「出てくるアイデアがとても面白く、こちらも刺激を受けました」

生徒の無垢な探究心が、大人の心を動かす。そこに「共震」が生まれていたのです。

おわりに

今回の企業訪問授業は、知識を得る場にとどまらず、対話を通じてお互いに刺激し合う場になりました。
素直に問いをぶつける生徒たちと、全力で応える企業の方々。そこには笑顔があり、驚きがあり、「もっと知りたい」「また挑戦したい」という気持ちがありました。
常葉中学校の教室から、未来を描く探究の旅がまたひとつ始まりました。

シヅクリPROJECTは、これからもこうした「問いと共震の場」を広げていきます。

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