生徒たちは、ひとつのきっかけで大きく羽ばたき、   瞬く間に新たな可能性を拓いていく!〜東海大学付属静岡翔洋高校 自己探究プログラム「フューチャー」レポート〜

STEP4.5 “先を行く人”との対話の授業が開催されました
2025年11月19日、東海大学付属静岡翔洋高校の1年生を対象に、シヅクリPROJECTによる自己探究プログラム「フューチャー」のSTEP4.5が実施されました。今回の授業では、“先を行く人”とのインタラクティブな対話を通じて、その生き方や価値観、描こうとしている世界観に触れながら、自分自身の未来を問い直す時間となりました。
このプログラムは、自分を見つめ直し、大切にしたい価値観や描きたい未来を探ることで、内に眠る可能性を発見することを目的としています。

目次

自己探究プログラム「フューチャー」が問いかけること

自己探究とは、自分の気持ちや価値観を理解し、過去・現在・未来をつなぐ自分自身のストーリーを描くことです。これにより、自分に合った生き方や働き方を見つけ、迷いのない行動ができるようになります。

思春期は、自分が何者であるかを問い、自分の信念や興味、将来の目標を明確にしていく時期です。他者との対話を通じて自己理解を深めることで、フィードバックや共感が鏡のように自分を映し出し、新たな気づきをもたらします。

人生ストーリーには心に響く何かがある

正解のない問いに向き合い続ける日々――それが人生です。映画やアニメ、どんな物語にも主人公がいて、「冒険」があり、「変化」や「成長」があります。

普通の日常にいた主人公が、ある出来事をきっかけに冒険へと旅立ち、仲間と出会い、試練を乗り越えて成長していく。そんな物語のように、“先を行く人”とは年齢や肩書きではなく、今まさに自分の人生を探究している人のことなのです。

その探究の旅の一端に触れ、自分自身の問いを深めること。それが今回の授業のねらいでした。

対話を通して、自分自身を問い直す

「なんだかモヤモヤしてきた…?」それは、旅の入り口かもしれません。 「自分もやってみようかな…?」それは、一歩踏み出すタイミングです。 「苦しい…」それは、試練を乗り越える出口なのかもしれません。

ONE PIECEのルフィも、鬼滅の刃の炭治郎も、大谷翔平も――最初は普通の人でした。 でも、素敵なメンターとの出会いが彼らを変え、成長のきっかけとなったのです。

「自分は変わった人でした。でも、デザインで人と人をつなぎたいと思い、アイコン制作に取り組んでいます」と語る“先を行く人”。その言葉に触発されてアイコンづくりに挑戦した生徒は、「自分も変わっています。みんなと違うことに悩んでいました。でも、自分のままでいいんですね」と語りました。 まさに、旅の始まりの瞬間でした。

相互に広がる学びの輪

探究とは、「考えること」「モヤモヤすること」「立ち止まること」。 自分の人生の主人公は自分だと気づいたとき、見える世界が変わり始めます。

静岡をもっと発信したい――そんな思いを持つ“先を行く人”とともに、静岡の方言を使った新たなグッズを考えるワークを行ったグループがありました。 「こわい(=硬い)」という方言を使った「こわ…い」お話とお菓子の販売というユニークな提案に、教室は「いいね!」「面白い!」と大喝采に包まれました。

授業後のリフレクションで、“先を行く人”は力強く語りました。
生徒たちは、きっかけさえあれば、爆発する。 あっという間に、自分たちを超えていく。 ともに、静岡の未来を創りたい!

その言葉は、教室にいたすべての人の心に響き、未来への灯火となりました。

(文責・山下由修)

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