“あったらいいな”のその先へ 浮島中学校でリョービと挑んだ探究の第一歩 ~浮島中学校での企業訪問授業レポート~

2025年9月19日、沼津市立浮島中学校の2年生を対象に、リョービの皆さんを迎えた第1回訪問授業が行われました。
テーマは同社のコーポレートメッセージ「できたらいいなの、その先へ」の探究版。生徒と社員が“チーム”として未来を考える、第一歩の時間になりました。

目次

原田さんのプレゼンが生徒を勇気づける

冒頭にプレゼンテーションした原田さんは「私たちは今日から“チーム”です」と宣言しました。
リョービを探究する目的や意味を示し、「仲間として意見を交わし、深掘りしていこう」と語る言葉は、生徒たちの背中を強く押しました。
ノリさん(原田さんのキャンプネーム)のプレゼンは回を重ねるごとに磨かれ、“名人”の域に達していると感じられます。

さらに「ドラえもんの道具のように“あったらいいな”を自由に考えよう。みんなが楽しく幸せになる未来を描いてほしい」と探究のコツを伝授。
この呼びかけに呼応するように、生徒たちのワクワクが一気に広がり、探究のスイッチが入りました。

社員の関わりが生徒の主体性を引き出す

グループワークでは、各グループに入った社員の方々が問いを投げかけ、生徒の答えをじっと待ち、時にはユーモアを交えながら、生徒の考えを引き出していました。

その関わりによって教室の雰囲気は一変。
最初は緊張していた生徒たちも、次々と意見を出すようになりました。

社員の声からも、その変化が伝わってきます。

「動画では伝えきれないリソースを、対話を通じて広げられた」
「生徒たちの純粋さと主体性に触れて、こちらも楽しかった」
「Q&Aに答える中で、自分自身の理解不足に気づき、もっと勉強したいと思った」
「クラスのみんながリョービに馴染んでくれた感触があった」

こうした実感は、生徒と大人が“共に学ぶ探究”の豊かさを物語っています。

学校からの声

学校からは「普段は発言が限られる傾向があるが、企業の方が入ることで、みんなが生き生きと発言していた」との感想が寄せられました。
さらに「今日は関係性や対話がうまくはまり、生徒たちの力を引き出していただいた。創造する力を育成することは学校ではなかなか扱ってきていないが、こうした場が大きな後押しになる」との言葉もいただきました。

生徒たちの変化

授業後、生徒からは「仲間と話すうちにアイデアが浮かんだ」「リョービの方に褒められて自信がついた」といった声が聞かれました。
生徒の表情には、“チーム”として共に未来を描いた喜びと自信があふれていました。

今回の浮島中学校での授業は、リョービの社員と生徒が同じ仲間として学び合い、互いの可能性を広げ合う場となりました。
次回の授業では、この探究がさらに深まり、形になっていくプロセスが待っています。

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