「もっと考えよう、もっと工夫しよう」工夫を凝らしたアイデアの数々

富士南中学校では、早くもStep10の授業が10月4日に行われました。
Step5の授業から期間が短かったので、どこまでアイデアが練られているのか、(参加側の大人は)心配を抱いていました。
ところが授業が始まるとそんな心配は一掃され、むしろアイデアの豊富さ、そして工夫を凝らしたアイデアの数々に、どう関わって対処していこうかと、ある意味別の悩みが出るほどでした。

担当の先生にお話を聞いたところ、「Step1に入る際、生徒 たちが主体性を発揮するように『リソースを見つける』ことについて先生方が力を入れて取り組んだことが、今につながっている」というお話でした。

アイデアがあふれる生徒たちの主体的な躍動

どの教室に行っても、アイデアが豊富に出されており、どのチームの話し合いの様子を見ても、とても主体的で、「もっと考えよう、もっと工夫しよう」といった熱量が感じられました。

次回の校内発表会は、公開授業も考えているそうです。
地域の方々にも生徒たちの躍動した姿を見ていただきたいと、期待が募りました。

学んでいる生徒の声(インタビューからの抜粋)

*生徒たちにマイクを向けたところ、さまざまにこの取り組みや富士市の可能性などについて語ってくれました。

社会に出た時に5教科って何に使うのだろうと思ったことがありますが、この学びは実際に社会に出たときも、周囲の人と一緒に計画して、どういうことで地域をよりよくできるかを話し合える。そういうところが面白いと思います。チームの人や他チームの人と話し合い、クラス全体で良いアイデアを出せるところがあるので、アイデアを生み出す苦しさよりもどうしたら難しさを超えられるのか楽しさがあり、一体感も出てきています。クラスで話し合うときも、話し合いの質が以前よりも変わってきたことも実感しています。

職業体験は「この仕事はこういうことをする」と教えられます。私たちがそっちにいく感じです。ところが、今回は私たちを真ん中に置いて、周りの人が私たちに寄り添ったことをしてくれます。大人の存在って大事なのだということを実感しています。伴奏してくださっているリョービの皆さんは(立った状態からの上から目線ではなく)目線を同じにして親身に聞いてくれます。私たちの意見を受け止めて良い方向で返してくれる良さを感じています。私も子どもに寄り添える大人になりたいと思いました。

参加企業社員の声(授業後のリフレクションから抜粋)

各班を回っていくにつれて、生徒もわからないところを積極的に聞きにきてくれたり、「ここ、こうしたらいいんじゃない!」と、生徒同士で助言し合ったりして、全体的に活発な活動ぶりで、グループ活動として素晴らしい取組・風景を見させてもらったなと思いました。これから生徒同士でもブラッシュアップできるような関係性がつくられているので、次回もすごく楽しみに来たいと思います。

(これまでの経験から)ステップ10ってどのチームも悩んだ顔つきで、混沌とした状態になるという印象がありましたが、この学校はちょっと色が違って、みんなすごく楽しそうにやっていて、とてもパワフルだった。学びたいっていう気持ちがすごく強くて、質問の質がとても高かったので、僕たちもちょっと考えちゃうような感じでした。ここまで(アイデアが)完成していると、助言する側も頭を捻りましたが、今後どうなってくるのか楽しみだなと思います。

どのチームもアイデアを3個4個持っていて、みんなすごく率先して前のめりに向かってくる子ばかりだったので、関わる側としてもむしろこちらがどう返そうかなと考えることの方が多かったです。どのチームも「これやりたい」「あれもやりたい」とやりたいことがはっきりしていて、前面に出してくれるので、それに対して「こうした方がいいんじゃない」「でもそれって元々の目的ってなんだっけ」と、こちらもやっていてホントに楽しかったし、こういう考え方もあるんだなと自分の頭の硬さもちょっと痛感しつつ勉強になるいい機会でした。


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