シヅクリPROJECTの季刊冊子 MOVIN’(ムービン)、2023夏号発刊しました!
MOVIN’は、シヅクリPROJECTで「心が動いた瞬間」をとらえたマガジンです。
今、静岡に起きているムーブメントを現場で体感された皆さんの言葉で感じてほしい!と、シヅクリPROJECTに関わる「人」にフォーカスを当てた季刊冊子となっています。
vol.02 2023夏号 特集:シヅクリプロジェクトはなぜ生徒たちを、大人たちを本気にさせるのか?大座談会
2023年 8月、静岡市内にシヅクリプロジェクト参加企業や教員が集まり、それぞれの「心が動いた瞬間」をもとに、熱い対話が交わされました。
今回は、その座談会より抜粋をご紹介いたします!
生徒のこころが動く瞬間
先生が「いろんな生徒がいます」と仰るので何かと思ったら、授業中に走り回る生徒がいました ( 笑 )。そんな子が、3 度目の訪問時には奇抜な発想をちゃんとまとめてくるんです。
知らない企業の人が説明して一緒に考えてくれる。正解がないから叱られないばかりか、「いいじゃん、面白いじゃん」って高め合える。彼らは褒められたことがないのかもしれません。
(中略)結局このアイデアが賞を取るんですけど、これが「寄り添う」可能性かと、思いました。
企業人に自分の近未来を見る
女性社員が多い建設システムさんが来ると、生徒が社員さんに近未来の自分を見るんです。初め「あたし達あんな風にはなれないよね」とコンプレックスを感じてるところを、社員さん自ら堅苦しさをはずして仲の良い先輩のように接してくれる。そんな雰囲気の中で、一気に回転が始まるんです。
社員さんにもっと認めてもらいたいと思い始めるんです。
自分を否定しない、相手を否定しない
私達の 1 年目は生徒の沈黙との戦いでした。教員も正解がない授業をどうやって進めたらいいかわからず、「これでも私達指示しない方がいいんですか?」とぶつけたら、「待っていればいい、そのうち自走し始める」って(笑)。
その通りになりました。
結局、グランドルールが大事だと思います。自分を否定しない、相手を否定しない。心理的安全性が担保されている場では先輩後輩関係なく自由で活発な発言が出てくるんです。
もうひとつ、女子高生×プラモデルというカケザンしにくいテーマでグランプリを取る!という企業さんの情熱もあって。影響を受けて放課後残りたいと言い出し、気づいたら生徒たち、しっかり自走していました。
恥ずかしくない会社にしなきゃいけねえしょ
シヅクリに 3 年関わって、自社の専門技術の面白さを、生徒にちゃんと伝えられていないことにやっと気づきました。だから今年、社員もなかなか見られない工程全部をビデオに撮りました。伝えるために原点に戻ろう、と言い出したのも若手です。
生徒と現場が触れあうと、知らないことを質問されます。 SDGs とか(笑)。数年後、彼らがこの職場に入って来たとき応えられるのかと、真剣にカイゼンしていく姿勢が生まれました。恥ずしくない会社にしなきゃいけねえしょ、と。視野が広がって良い方向に向いていると思います。答えるために調べるうち、自社が結構良いことやってんだって気づいたりします。
プロセスを楽しめる力、鎧を脱ぐ力
生徒が鎧を脱げるのは企業さんが楽しそうに仕事愛を語るから。働くって楽しいんだな、この会社面白そうって思える。この素敵な人たちにもっと褒められたい、思いの循環が生まれるんです。
シヅクリのような探究学習を広めるには、結果でなくプロセスを楽しむ価値観を共有できるかだと思います。楽しんだ者が勝ちなんです。
話が尽きない座談会では、企業の皆さん、教員の皆さんから寄せられた「心が動いた瞬間」がまだまだ紹介されています。
MOVIN’を手に取ってみたいと思った方、
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***シヅクリ季刊冊子MOVIN’ バックナンバーのご紹介記事はこちらから***
シヅクリ季刊冊子 MOVIN’ vol.01<2023年春号>/昔の生徒達に「今の私を見に来て!」と伝えたい。
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